わたしの足跡 1.5 ~ときどきパリ |
by kayo_chocolat
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2017年フランス旅行記、目次は→*こちら* **************** 【13日目(7月2日-その1)】 起きて外を見ると…小雨が降っててひんやり寒い! 昨日の中世祭りの時に、雨が降らなくてよかったなぁ。 昨日の中世祭りで買った、素敵なマダム達のお菓子を朝ご飯に♪ 「Paste de fruit」というの。 中には、リンゴ、イチジク、レーズン、クルミが入っていて、昨晩食べたタルトの中のリンゴより、果肉が潰されて柔らかい感じ。 スパイスはシナモンが使われていて、フルーツとシナモンの香りが混ざり合って何とも言えず美味しい! さっぱりした自然の甘さで、ほっとする味。 あともう一つ、別の中世再現のお菓子さんで買った、「Talemouse」という14世紀のパイっぽいのも。 こちらは、チーズと卵とスパイスが入ってる。 卵がそぼろ状で、ミートパイを買ったかと思ってしまった(笑) こっちは、あまり味気がなく、生地も結構硬くて口の水分を持っていく感じで、ちょっと食べにくかったなぁ。 今日はアパルトマンのすぐ近くでマルシェが行われているので、まずそれを覗いて平たい桃とチェリー、パプリカを購入。 スーパーの果物や野菜が、私が行く夜閉店ごろには、いい状態のものはもう残っていないので、マルシェが近くであってほんと助かる! 安くて新鮮で嬉しい♪ 買ったものを置いて、ヴァンブの蚤の市へ! 着いた頃には、小雨だけど傘はささなくてもいい程度になってたので、見て回りやすかった。 何かピンと来るものはあるかな…と、行って帰って。 う~ん、あんまりないなぁ。 唯一、鶏の形のエッグカップが気になって、5ユーロを3ユーロに負けてもらって、それにしました。 実は、同じ形のをすでに持っているのだけど、それはちょっと下の土台が欠けているので、もう一つ欲しいなーと思ってたのでちょうどよかった。 エッグカップコレクションの仲間入り♪ その後は、今日は第一日曜で多くの美術館が無料になるので、いくつか美術館を巡ることに。 まずは、17区にあるジャン=ジャック・エンネル美術館(Musée Jean-Jacques Henner)に向かいました。 この美術館、2010年の1月のパリ旅行でも来ていて、また久しぶりに見たいなぁ…と思って行ったのだけど、その2010年に訪れた時も、その前年に大規模な改修工事を終えたばかりで真新しい内装。 今回(2017年)も、去年再び改装が終わったらしく、同じようなタイミングで訪れることになったなぁ。 とても嬉しかったのが、今回の改装で「Jardin d’Hiver」と呼ばれる部屋が一般公開になってたこと!! 天井がガラス張りで、とても明るくて光に満ちている! 当時は、植物をたくさん飾っていたらしい。 今は、Christelle Téaと言う人の企画展が行われていました。 その手前の部屋の天井が、とても美しい!! この雰囲気、素敵だわぁ。 誰もいないので、独り占め♪ エンネルの描いた女性の、輪郭がぼうっとにじんでいる感じがとても好き。 夢と現実の間のような感じが漂ってる気がする。 ジャン=ジャック・エンネルは、アルザス出身の19世紀の画家。 故郷のアルザスを描いたものや、ローマに留学していた時のものなど、順に展示されてます。 寄木細工の机になるチェストが、とても繊細で美しい。 そしてこの赤い部屋が、たまらなく素敵!! 吹き抜けになっていて、広々とした感じ。 天井から下がるライト、これも前に来た時に撮ったなぁ。 変わっていなくて嬉しい。 最上階の部屋には、エンネルの絵がたくさん! 大きいものから、小さいものまで、ぎゅっとつまった感じです。 2010年に訪れた時に、同じ部屋を同じアングルから撮ってた。 その時のは↓の感じ。 絵が少なくて、ちょっとがらんとした感じだったんだなぁ。 特に、これらの絵が好き。 ずっと眺めていたい。 大きい窓の下には、小さい絵がたくさん。 この部分も、2010年(↓の写真)とはだいぶ変わっていて、前にあったソファはもうなくなってたなぁ。 あ、鏡の中に私が! エンネルが用いた絵の道具。 一つ気になったものがあって、ぐぐっと近づいてみて…。 ペン先!!しかも私たちが使う金属のものでなく、ガチョウの羽根から作ったペン先!! 羽ペンは見たことも作ったこともあるけれども、こんなペン先タイプのもの、いいなぁ。 部屋の中央に長椅子があったので、そこに座ってしばし絵を眺めて…。 暗い背景に、白い肌が浮き上がっていて、何とも妖艶な感じ。 エンネルの描く、陶器のような白くて冷たい肌と、それと対照的なふわふわ柔らかそうな髪の毛が好き。 昔も人があまりいなかったけれども、今回もまばらで、ゆっくり絵を眺めることができた。 小さい美術館の、こういう雰囲気はいいなぁ。 階段の壁は鏡張りになっているところがあって、そこで鏡の中の様子をパシャリ。 ポストカード、あまり種類はなかったけれど、この2枚を購入しました。 ひと通り見て、もう一度天井がガラス張りになった部屋で、椅子に座りつつ見た絵の感想などをメモしていると…ここで驚きの再会が!! 声をかけられて顔をあげると、6月21日のフェット・ドゥ・ラ・ミュージックの日に、話しかけられた人と再会!! こんなマイナーな美術館でまた会うなんて!!!と、ほんとびっくりでした。 オペラ座でのバレエに誘ってもらって、連絡先を交換してここで一度お別れ。 いやぁ、こんな偶然ってあるんだなぁ。 それから、この美術館の近くにあるモンソー公園をちょっとお散歩。 この公園は、とても広いし、いい雰囲気だし落ち着くなぁ。 もっとのんびりしたいけど、今日は美術館めぐりの日! 次の美術館へと向かいました。 (7/2-その2:「クリュニー中世美術館の、外側に大興奮!!&リュクサンブール公園へ」へ続きます)
by kayo_chocolat
| 2018-01-25 18:25
| France-2017-旅行記
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